三線工房 まちだ屋(読谷村)

「三線工房まちだ屋」は、三線、カンカラ三線、サンレレ関連商品の販売を行っている専門店で、修理も承っています。皮の張り替えやカラクイ(糸巻き)の取り換え、弦の張り替え、修理全般は、同工房の職人が対応します。

また、サンレレフラワーやサンレレ海遊び、サンレレ琉球パインK1など、様々な種類のサンレレを提供しています。教材用のかんから三線や三線ケースも取り扱っています。

三線やサンレレに関する全てのニーズを満たすための情報とサービスを提供しています。また、サンレレの動画やE-ラーニングなど、学習リソースも提供しています。

何かご質問やご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせいただけます。お客様のご要望にお応えできるよう、スタッフ一同心をこめて対応させていただきます。卸販売も行なっております。

さらに、Instagramのハッシュタグ「#サンレレ」を通じて、ユーザーが投稿したサンレレの写真や動画をチェックすることも可能です。これにより、サンレレの楽しみ方や演奏方法を共有し、学び合うコミュニティを形成しています。

サンレレヒストリー

サンレレは、三線とウクレレを融合した新しい楽器で、その歴史は1999年に始まります。沖縄のラテンバンド、ディアマンテスのアルベルト城間さんが、三線とウクレレをミックスした楽器を作れないかと三線工房まちだ屋に依頼したことがきっかけでした。アルベルトさんの要望は、「誰もが “可愛い” と喜び、お土産に持って帰れるサイズ」の楽器でした。

開発は三線工房まちだ屋の町田宗朝社長が中心となり、1999年にスタートしました。しかし、開発には10年の時間が必要でした。その間、町田は試行錯誤を繰り返し、世界中の三弦楽器を研究しました。その結果、シガーボックスギターという楽器を見つけ、その歴史的背景がカンカラ三線と似ていることから、その技術をサンレレに活かすことを決めました。

2016年には、木箱のボディーでシガーボックススタイルのサンレレが完成しました。そして、2017年には完全防水のポップで遊び心のある「サンレレ海遊び(うみあしび)」が誕生しました。これは、海の上でも弾けるという特性から、新聞などのメディアに取り上げられ、人気に火がつきました。

その後も、サンレレは進化を続け、2019年には「サンレレ フラワー」、2020年には「サンレレ琉球パイン K1」など、様々なモデルが誕生しました。そして、2022年には「サンレレ 琉球パイン H1」が誕生し、前身の「サンレレペグ」を上回る進化を遂げました。

サンレレは、その開発過程で多くの試練を乗り越えてきました。楽器の構造を理解するためにウクレレやギターを分解し、構造の勉強から始めたり、試作品の段階では、三線制作用機械以外の装置が必要だったため、ほとんど手作業で行ったりしました。

また、楽譜制作でも苦労がありました。三線の楽譜を使うのか、それとも五線譜を使用するのか、サンレレのコードをどのように表すのかなど、試行錯誤の末、タブ譜と五線譜に決定しました。しかし、三弦楽器のタブ譜ソフトが見つからず、ウクレレの楽譜ソフトでやっと見つけることができました。

サンレレは、その開発過程で多くの困難を乗り越え、今では多くの人々に愛される楽器となりました。その歴史と進化は、新しい楽器が生まれ、成長し、広く受け入れられるまでの道のりを示しています。

三線工房まちだ屋のサイトはこちらから

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